人と違うランドセルが結んだ友情
私のランドセルは、所謂女の子のランドセル! という感じの真っ赤なものではなく、大人びたワインレッドのものでした。私の希望で選んだ色ではなく、真っ赤は嫌だ、という母の希望でその色のものを背負っていましたが、素敵な色だと思っていました。赤や黒以外の色の子も少しはいましたが、今ほどカラーバリエーション溢れなかった当時、その色は少しだけ浮いていました。実際、幼い子どもは自分と違うものを避けるものですから、難癖をつけてくる子もいました。

私のランドセルは、所謂女の子のランドセル! という感じの真っ赤なものではなく、大人びたワインレッドのものでした。私の希望で選んだ色ではなく、真っ赤は嫌だ、という母の希望でその色のものを背負っていましたが、素敵な色だと思っていました。赤や黒以外の色の子も少しはいましたが、今ほどカラーバリエーション溢れなかった当時、その色は少しだけ浮いていました。実際、幼い子どもは自分と違うものを避けるものですから、難癖をつけてくる子もいました。
